パプアニューギニア

【パプアニューギニア】極楽鳥やクスクスに出会える自然公園『Nature Park』

「Nature Park」アイキャッチ画像

パプアニューギニアは自然豊かな国で、固有種の動物もたくさん生息していますが、首都ポートモレスビーの街中では、動物や自然に触れ合う機会がなかなかありません。

けれども、そんな首都の中でも、PNG(パプアニューギニアの略称)固有の動物や植物を見ることができる自然公園があります。

今回は首都の中心部から車で気軽に行ける「Nature Park(ネーチャーパーク)」をご紹介します。

どんなところ?

園内の風景

ネイチャーパークは首都ポートモレスビーの中心部から車で約15分の場所にある有料の自然公園です。

園内には極楽鳥やクスクス、キノボリカンガルーといったPNGの固有種から、ワニやヘビ・カエルといった爬虫類などの動物が飼育され、遊歩道の周りでは多種多様な植物を観察できます。

整備された遊歩道
ランの花
ランの花

広い芝生のようなエリアもあり、ピクニックにも良さそうです!

園内は1時間半もあれば、全てのエリアを周れるほどの規模なので、お散歩気分でのお出かけ先にもぴったりです。

地元民も訪れる市民の憩いの場です。

どんな動物がいるの?

園内マップ
園内マップ

哺乳類

小さな動物園とはいったものの、飼育されているのは鳥類が多く、一般的な動物園によくいる、パンダやライオンといった人気者は残念ながらいません、、、。

代わりに!

日本の動物園ではなかなか見られないクスクスやキノボリカンガルーが、ずんぐりむっくり、のっそりもっそりな愛嬌たっぷりな姿を見せてくれます。

クスクス
クスクス(Cuscus)
キノボリカンガルー
キノボリカンガルー(Tree Kangaroo)

キノボリカンガルーゾーンは、彼らがいるケージの中に入って観察します。

場合によっては、私たち人間からすぐ手の届く距離にキノボリカンガルーがいることがありますが、園内の動物には触れてはいけないことになっています。

とてもおとなしい動物なので、そーっと静かに観察してみてあげてくださいね。

注意事項サイン
「静かにしましょう」サインのPNG感がすごくて思わず写真に収めてしまった

上記2種類の動物と違って、木には登れませんが、ピョンピョンと飛び回る仕草がとても可愛いワラビーもいます。

ワラビー
ワラビー(Wallaby)

その他、こちらの哺乳類は園内で飼育されているわけではないと思われますが、午前中の早い時間帯に行けば、たいてい、ギャーギャー?と鳴きながら木にぶらさがる、コウモリの大群を観察できます。

木にぶら下がるコウモリの大群
ぶら下がる姿が怪しげな大量のコウモリたち

コウモリの大群をこんな間近で見られることはなかなかないので、興味深くて行けるところまで近づき、まじまじと見てやろうと思ったのですが、ふと自分の足元を見ると、フン、フン、フフン、、、!の大量のフン!そう、フンだらけなのです!

あぁ、フンでもたぁ~~~(泣)

観察の際にはご注意です!! 

鳥類

Nature Parkでは、動物の中でも鳥類が1番多く飼育されており、世界で一番美しい鳥といわれる極楽鳥をはじめ、カラフルで珍しい鳥たちにたくさん出会えます。

パプアニューギニアの国鳥である、極楽鳥の一種、アカカザリフウチョウも、ここで見ることができます。

アカカザリフウチョウ
アカカザリフウチョウ(Raggiana Bird of Paradise)
ヒクイドリ
ヒクイドリ(Southern Cassowary)
パプアシワコブサイチョウ
パプアシワコブサイチョウ(Papuan Hornbill)
オトメズグロインコ
オトメズグロインコ(Western Black-capped Lory)
アオバネワライカワセミ
アオバネワライカワセミ(Blue-wing Kookaburra)
ムネアカカンムリバト
ムネアカカンムリバト(Southern Crowned-pigeon)
キバタン
キバタン(Sulphur-crested Cockatoo)

爬虫類

その他には、ワニ、ヘビやカエルといった爬虫類がいます。

爬虫類は基本的にいつ見ても、じっとしたまま、ほとんど動きませんが、運がよければ(?)エサを与えられた時の、捕食シーンが見られるかもしれません。

イリエワニ
イリエワニ(Saltwater Crocodile)
ベーレンニシキヘビ
ベーレンニシキヘビ(Boelen's Python)
ニワトリを丸呑みにするヘビ
食事(ニワトリ)中のヘビ

園内の施設

文化的展示物

ゴゴダラカヌー
ゴゴダラカヌー(Gogodala Canoe)

数は多くはありませんが、PNGの文化的展示物もいくつか見ることができます。

各展示物の側には説明書きがあるので、PNG文化について触れられます。

ヤムハウス
ヤムハウス(Trobriand Island Yam House)
トーテムポール
トーテムポール(Sepik Totem Poles)

プレイグラウンド

プレイグラウンド

エントランスから歩いてすぐのところに、子ども向けの遊び場があります。

滑り台や登り棒のような遊具や、小さなトンネルなどがあり、動物観察や散歩に飽きてしまった子の気分転換にもってこいの場所です。

子どもが遊んでくれれば、親にとっても、ちょっとした息抜き時間が生まれます。

カフェ

カフェ
Nature's Cafe

お腹がすいたら、エントランスのすぐ側にある「Nature's Cafe」でコーヒーを飲んでひと息ついたり、パスタやバーガーなどの軽食をとることができます。

カフェのテーブル席
広々としたカフェスペース

ギフトショップ

ギフトショップ
Nature's Gift

ギフトショップ「Nature's Gift」では、パーク内にいる動物のぬいぐるみや、バッグや木彫りの置物といったPNGの手作りの工芸品などが購入できます。

個人的にはクスクスの小さなぬいぐるみが、日本ではなかなか見れないし、珍しくて可愛いです♪

ギフトショップの商品
たくさん並ぶクスクスのぬいぐるみ
ヘビのぬいぐるみ
園内にいるヘビやカエルの爬虫類グッズも豊富
マッドマンの置物
手のひらサイズのマッドマンの置物もきもかわで惹かれます

バーベキュー設備

バーベキュー設備

園内にはバーベキュー設備(有料)もあり、食材を持ち込むだけで、家族やグループでわいわいバーベキューが楽しめます。

ただ、問い合わせたところ、バーベキュー設備を1エリア借りるだけで、料金は最低でも250キナくらい(約10,250円)するらしく、2人や3人といった少人数でのバーベキューは、私的に料金的なハードルが高いです(泣)。

人数が多ければ多いほどお得に利用できるので、大人数でのグループ利用がおすすめですね。

その他、園内にはお手洗いもあるのでご安心を。

お手洗い
お手洗い

子連れでも楽しめる?

公園なのでもちろん子連れでも二重丸で楽しめます!

遊歩道があるので、ベビーカーでも問題なく園内を移動できます。

小規模ではありますが、子供向けプレイグラウンドもあるので、その部分だけでも小さなお子さんは楽しめるはず!

定期的に様々なイベントを行っているので、機会があれば参加してみるのも楽しそうです。

お子さんがおられる家族には、とってもおすすめなお出かけ先です!

施設情報

施設名Port Moresby Nature Park(ポートモレスビーネーチャーパーク)
住 所Portion 1473 Goro Kaeaga Road, Rainbow, Port Moresby
電 話+675-326-0248
営業時間月曜から金曜: 9:00~16:30 土曜と日曜: 9:00~17:00 ※最終入園受付時間は16:00(年中無休)
入園料【PNG在住者】大人:10キナ(約410円) 学生:7キナ(約290円) 子ども(3歳~12歳):5キナ(約210円)
【観光客】大人:20キナ(約820円) 学生:15キナ(約620円) 子ども(3歳~12歳):10キナ(約410円)
Webサイトhttps://www.portmoresbynaturepark.org/

※2022年11月時点の情報です。

入口
エントランス

おわりに

Nature Parkは、自然が大好きで、まだ子どもが小さい私たち家族にとって、まるで小さな動物園のようで、この国へ来てからの半年間で何度も訪れているお気に入りの公園です。

首都にいながらも気軽にパプアニューギニア固有の動物が見られるので、動物好きにもおすすめなスポットです♪

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