国の一部が地中海を臨むチュニジアは、アフリカ大陸にありながらもヨーロッパの雰囲気を強く持っています。その理由にはフランスの支配下にあったことと、遥か昔にローマ帝国によって支配されていた時代があったことが挙げられます。現在でもローマ時代に造られた施設が遺跡となって残っています。今回はその中でもローマ時代の雰囲気が漂う4つの世界遺産をご紹介します。 【1】カルタゴ遺跡 カルタゴは紀元前9世紀~8世紀頃に築かれた都市国家で、貿易で栄えるもローマによって滅ぼされます。ローマ軍によってカルタゴの街は破壊されましたが ...